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協業パートナーとの連携加速でロボットの社会実装を目指す「HICity 次世代ロボティクスMeetup」参加レポート

  • 11 時間前
  • 読了時間: 7分

株式会社Piezo Sonicは、2026年6月5日(金)、羽田イノベーションシティ内のPiO PARKにて開催された、次世代ロボティクス実証プロジェクトのローンチイベント「HICity 次世代ロボティクス Meetup」に参加しました。



本イベントでは、異なるメーカーのロボットを統合管理する共通基盤「OPEN-RMF *」の社会実装をテーマに、搬送ロボットがエレベーターなどと通信しながら自律走行する「ロボットデモツアー」や、参画スタートアップによるピッチを実施。労働力不足解消の鍵となるマルチベンダー連携の最前線を公開し、ロボットが社会に溶け込む未来の施設運営モデルの構築と、実証を通じた協働パートナーとの連携加速を目指すイベントです。

* Open Robotics Middleware Framework:異なるメーカーのロボットやエレベーターなどの設備を、一つのシステムで統合管理・制御するための共通基盤のこと。



本記事では、会場内での自律移動ロボットMightyの走行デモンストレーションの様子のほか、弊社代表取締役の多田が登壇したプレゼンおよびトークセッションの様子についてお届けします。


「HICity 次世代ロボティクスMeetup」の様子

もくじ




東京都「TIB CATAPALT」事業による「MoRoプロジェクト」の狙い


第1部の戦略発表・報告会の冒頭には、合同会社DMM.comのバリューディベロップメント本部 .make AKIBA事業部 部長 平林愛子氏が登壇。DMMは、インダストリーやテクノロジー領域のスタートアップ支援・協働を行う東京都の「TIB CATAPULT」事業に採択され、次世代モビリティ・ロボティクス分野の社会実装を加速させるクラスター「.make Mobility&Robotics(以下 MoRo)」を創設しました。


「MoRo」では、モビリティとロボティクスの力によって、自然災害への対応や復旧、老朽化するインフラの維持管理、輸送業界の人手といった社会課題の解決に取り組んでいます。


モビリティ・ロボティクス分野は、現場ニーズの把握から開発環境の整備、資金や人材の確保、販路開拓、法規制対応まで、多方面の課題が複雑に絡み合い、実装が難しい領域とされています。「MoRo」はこうした課題を一体的に支援し、複数の企業・団体が集結することで、それぞれが蓄積してきた知見や技術をつなぎ、共創を通じてくらしや産業現場で「実際に使える」ソリューションを生み出すことを目指しています。これにより、研究開発から海外展開までを視野に入れた包括的なエコシステムを構築する狙いです。


「HICity 次世代ロボティクスMeetup」での合同会社DMM.comの登壇スライド
当日の登壇スライドより


ロボットの社会実装を阻む障壁「マルチベンダー連携」


続いて、SolidSurface株式会社の代表取締役 酒造孝氏が登壇。同社が開設した、ロボットサービス実証フィールドのローンチ報告を行いました。


近年、深刻な労働力不足を背景に、サービスロボットの導入が急務となっています。


しかし、現場では「異なるメーカーのロボット同士が同じ空間で連携できない」「ロボットがエレベーターなどの建物設備と通信できない」といった、いわゆる「マルチベンダー連携の壁」が導入効率を阻む大きな課題となっています。


そこで、前出の「MoRo」支援のもと、SolidSurface株式会社や当社などのスタートアップ企業が連携し、メーカーを問わずロボットや設備を統合管理できる共通基盤システム「OPEN-RMF」の実証実験を開始。ロボットが自律的に施設内を移動し、業務を完遂するスマートな施設運営モデルの構築を目指します。


ロボティクス事業、システム開発事業、AIシステム構築事業を手掛けるSolidSurface株式会社は、RaaS(Robotics as a Service:ロボットをサービスとして提供するビジネスモデル)を入り口に、人とロボットのシームレスなタスク管理サービスの提供を掲げています。


羽田イノベーションシティ(HICity)内にロボットテストフィールドを開設した同社は、PoCの体験拠点や、ロボットサービスの設計拠点、さらにはロボットやシステムのショーケースとして機能させることを狙いとしています。



多田のプレゼン ロボットの社会インフラ化を目指す


その後、当社のプレゼンとして、弊社代表取締役の多田が登壇。自律移動ロボットMightyの特徴や強みについてご紹介するとともに、「MoRo」事業においては、SolidSurface株式会社と連携し、「OPEN-RMF」を活用して事業を推進していく展望を語りました。


「HICity 次世代ロボティクスMeetup」での株式会社Piezo Sonicのプレゼンテーションの様子

「今後ロボットは実証のみならず、実装することで、ロボットが社会インフラになっていくことを目指している」と語った多田。自律移動ロボットMightyを活用し、都市OS・ビルOSの実証に取り組むとともに、多くの企業の参画を呼びかけました。


「HICity 次世代ロボティクスMeetup」での株式会社Piezo Sonicのプレゼンテーションの様子


トークセッション ロボットサービスの普及に必要なこととは?


多田はその後のトークセッションにも登壇。「ロボットサービスの普及には何が必要か――現場・建物・ロボットをつなぐ運用設計とは」というテーマで、ロボット運用にまつわる現場の課題や負荷について意見が交わされました。


「HICity 次世代ロボティクスMeetup」でのトークセッションの様子

多田は「ロボットベンダー」の立場として登壇し、当社が把握しているロボット運用にまつわる現場の課題を共有しました。


「人間とロボットがどのように連携し業務をこなしていくか」という論点に対し、多田は人間側のロボットへの初期の期待値の高さを指摘。「新入社員や中途入社の人材にいきなり100点満点のパフォーマンスを求める人はいないのに、ロボット相手になると完璧を求めてしまう傾向にある。ロボットをどのように現場になじませていくかという視点を持ち、導入時には研修期間を設けて、一歩一歩実践へと移行させていくべき」と語り、現場の期待とロボットの初期パフォーマンスとのミスマッチから生じる問題について警鐘を鳴らしました。


「HICity 次世代ロボティクスMeetup」でのトークセッションで登壇する株式会社Piezo Sonic代表取締役社長多田興平

さらに、「今後ロボットに求められること」という議題でも、ロボットへの期待役割について言及。「今後、人間と同じようにロボットも状況の理解をしながら稼働できることが理想だが、最初からそれを求めてしまうのではなく、システム全体の構築が重要。こういう場面ではこういう対応をするという決まりを、人間・ロボット両者で検討していく必要がある」と語り、会場の参加者がうなずく場面もありました。



たくさんの来場者がMightyの走行デモンストレーションを囲む


会場内の当社ブースでは、Mightyの走行デモンストレーションを実施。先日開催された高輪ゲートウェイでの「GATEWAY Tech TAKANAWA2026」出展時にも活用した、不整地コースを設置。凸凹道をスムーズに進むMightyの走行の様子を間近でご覧いただくことができるコースです。


「HICity 次世代ロボティクスMeetup」の会場の様子

さらに、今回もMightyのリモコン操作を来場者の皆さまに体験いただきました。モビリティやロボティクス分野に関心を持つ来場者が多かったこともあり、リモコン操作をしながら熱心に質問をしたり、周りでは走行の様子を動画に収める人の姿が目立ちました。


「HICity 次世代ロボティクスMeetup」の会場の様子

ブースでは、Mighty導入にあたっての質問や、協働の声かけが相次ぎました。AI開発メーカーの担当者からは、AIの判断に基づくロボットの協働のお話をいただいたほか、すでに現場でロボットを導入している会社からは、屋外走行の運用の苦労話も。さらに、大手製造業の担当者からはPoCのお話をいただくなど、短時間で多くの方々とお話ができ、有意義な交流の場となりました。


今回初のお披露目品として、Mightyシリーズのアクリルキーホルダーを作成。当社の製造部がレーザー加工機でMightyの形に切り出し、UVプリンターでデザインを加えたものです。


大きなMightyのアクリルキーホルダーは当日多田が首から下げ、6色のカラーバリエーションのMightyは、ブースに並べました。目を留めていただいた方からは、「かわいい!」「カラーのカスタマイズができることが伝わっていいですね」などの好評の声が寄せられました。


自律移動ロボットMightyのアクリルキーホルダー

自律移動ロボットMightyのアクリルキーホルダー(カラーバリエーションバージョン)


協働パートナーとの連携を加速させ、ロボットの社会実装を目指す


今後、SolidSurface株式会社の「OPEN-RMF」を基盤とする羽田イノベーションシティ(HICity)では、ロボットの実証実験が加速していきます。本イベントは、今後の取り組みへの期待に胸を膨らませる機会となりました。


当社も各社・各機関と連携することで、「マルチベンダー連携」の壁を打ち破り、ロボットの社会実装を目指していきます。


今後、羽田イノベーションシティ(HICity)内でMightyを見かけた際には、お気軽にお声かけください!



ピエゾソニックモータの詳細はこちら:https://www.piezo-sonic.com/products-ultrasonicmotors

搬送用自律移動ロボット「Mighty-D4」の詳細はこちら:https://www.piezo-sonic.co.jp/mighty-d4

採用情報はこちら:https://en-gage.net/piezo-sonic_recruit/

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