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「モーター×○○」多彩な技術者が集結し生まれる新たなつながり「モーターLT会2026」開催レポート

  • 31 分前
  • 読了時間: 9分

株式会社Piezo Sonicは、2026年4月25日(土)に大田区産業プラザにて、「モーターLT会2026」を開催しました。


本イベントは、モーターに携わるエンジニア、開発者、メイカー、学生、開発者などが登壇し、「モーターを使った○○」をテーマに、1人5分間でLT(Lightning Talk)を行うイベントです。


「モーター」という共通のテーマを軸に、さまざまな分野の登壇者が結集することで、「モーターにこんな使い方があったのか」「モーターを使ってここまでできるのか」といった、明日からの技術開発に役立つ新たな発見やヒントを得られる場となることを目的として企画しました。当日は合計32名の方が参加し、業界や職種を越え、ものづくりの熱量があふれる場となりました。弊社では、今後も同イベントを定期開催する予定です。


今回の記事では、スタッフ一丸となってつくりあげたイベントの様子を余すことなくお伝えします。



もくじ



イベント概要


「モーターLT会2026」は、モーターに携わるエンジニア、開発者、メイカー、学生、開発者などが集い、「モーターを使った○○」をテーマに、1人5分間でのLT(Lightning Talk)を行うイベントです。


さまざまな分野の登壇者が結集することで、「モーターにこんな使い方があったのか」「モーターを使ってここまでできるのか」といった、新たな発見やヒントを持ち帰っていただいたり、新たなつながりを得られる場となることを目的として企画しました。



モーター×○○ 多様な切り口で繰り広げられるLT


今回、LTの登壇者は10名。日常業務でモーターを扱うエンジニアの方、装置開発にかかわる方、自作の発明品を開発する方、工学を専攻する学生、さらには弁理士の方まで、さまざまなバックボーンを持つ登壇者が集いました。登壇の順番は、当日くじ引きで決定。参加者の方々もこの方法には驚き、くじ引きボックスから自らの順番を引くと、緊張感が少し和らいだように感じました。



それぞれの登壇テーマと概要をご紹介します。


登壇者・登壇テーマと概要(登壇順)


・「コスモ女子アマチュア無線クラブ」による人工衛星打ち上げ(あいさん)


女性の宇宙産業進出を支援する宇宙コミュニティー「コスモ女子」から独立した、人工衛星打ち上げに特化したグループ「コスモ女子アマチュア無線クラブ」に所属するあいさんが登壇。


宇宙開発未経験の集団として開発をスタートさせた人工衛星「Emma」(エマ)の打ち上げについて紹介し、コラボレーションを呼びかけました。






・ギリギリ役に立つ発明品「全自動割り箸割り機2」(カズヤシバタさん)


「ギリギリ役に立つ」をモットーにした発明品と、通販番組のような動画紹介で人気を博するカズヤシバタさん。


割り箸をきれいに割ることができるという、新作の発明品「割り箸割り機械2」の実演を行いました。








・3Dプリンタのコミュニティイベント「JRRF」について(YuTRONさん)


JRRF(Japan RepRap Festival)は、国内の3Dプリンターコミュニティが一堂に会し、自作機から最新の完成機まで、実機を見て触れて体験できる交流イベント。


モーターを使った工作に用いた3Dプリンターをご紹介いただきました。








・モーターと音楽について(asabaさん)


モーターの「音」に着目し、モーター音をサンプリングしているasabaさん。「なぜモーターから音がするのか」という根本的な問いを投げかけました。


音を発することで目の不自由な方でもその駆動を感じ取ることができる安全性の観点や、バイクなどのエンジン音として高揚感を与えるといった心理的な影響にも言及しました。






・モーターを使った傘自動開閉機構について(ホリカワユウキさん)


「傘の自動開閉機構」というデジタルアート作品をご紹介いただいたホリカワさん。


傘に生命を吹き込む、器官としてのモーターの活用を解説いただきました。









・単独カメラ×2軸サーボによるレーザー追従制御のキャリブレーション課題について(AMX堀越さん)


AMX堀越さんは、単独カメラ×2軸サーボによるレーザー追従制御のキャリブレーション課題について発表。


「この課題点について、助けてください!」と会場に呼びかける場面も見られ、さまざまなバックグラウンドを持つ技術者が集う場としての機能を有効活用している姿が印象的でした。







・超音波モータと特許について(benrishikozaさん)


「弁理士を知っていますか?」という呼びかけとともに登壇したのは弁理士のbenrishikozaさん。


主な特許の取得目的は、製品や自社技術力の証明による信用向上、競合優位性の確立や、広く認知を獲得するためであると解説。さらに、超音波モータの特許取得件数と、特許取得の目的をAIで分析すると、その出力精度はプロの目から見ても高いことを紹介しました。






・自作MRIについて(Yashiroさん)


「自作MRI」というテーマで注目を集めたYashiroさん。


MRIは、体内に含まれる水素原子核の磁気特性を利用し、強力な磁場と電波で共鳴させて信号を取り出す技術であると解説。世界の研究分野ではMRIは自作されており、簡単なMRIであれば自宅で製造が可能という内容には、参加者から驚きの声が上がりました。





・自作ロボットアーム「KAINA」について(かいとさん)


かいとさんは、自作のロボットアーム「KAINA」を紹介。


「KAINA」にQDDモーターを採用した理由について、「スピードやパワーも十分で、バックドライブすることも人間らしさが出せると思った」と語りました。








・自作ロボットについて(ろっきーさん)


オランダの彫刻家、テオ・ヤンセンの「ストランドビースト」を参考にした機構を使った自作ロボットを発表したろっきーさん。


「ウルトラわしゃわしゃスパイダー『ぐるぐる』」という名の通り、そのユニークな動きは注目を集めました。










「モーター」を共通点に生まれる新たなつながり


今回のイベントは、ただLTの発表を行うことにとどまりません。「モーター」をひとつのテーマに据え、さまざまなバックグラウンドを持つ方々が集うことで生まれる交流こそが、自分ひとりでは思いつかなかったアイディアや気づきを得ることにつながります。


会の休憩中には、会場内に設けられた登壇者の展示スペースに人だかりができ、展示品のデモンストレーションを動画に収める様子や、技術話に花を咲かせる様子が見られました。




さらに、イベント終了後には別会場にて懇親会を実施。登壇者、参加者が円卓を囲み、業種・業界の垣根を越えた活発な交流が行われました。



技術者が集うイベントは、展示会やフェアなどがありますが、そこにはさまざまな技術が集まるため、「モーター」に特化した技術話が聞ける場や、「モーター」という軸に絞って技術者と交流できる場は多くはありません。


また、普段所属している会社内には技術者が在籍していても、自作の製品や技術の話はしづらかったり、一歩社外へ出るとつながりが乏しいケースも多くあるのではないのでしょうか。普段属する活動圏を超えた先で、ものづくりを共通項とした新たなつながりが生まれることで、明日からの開発に役立つ新たなアイディアや、他者からの刺激を得ることができる場となっていたらうれしく思います。




業種の垣根を超え、社員一丸となりイベントをつくりあげる


今回の「モーターLT会」は、弊社の社員が一丸となりつくりあげたイベントでした。当日までの運営面は、マーケティング事業部が中心となって進めましたが、当日の運営は全事業部の力が結集。搬入から会場設営、受付、会場案内、後片付けまで、それぞれのスタッフが責任をもって担いました。


製造部、技術・開発部、マーケティング部による搬入の様子。
製造部、技術・開発部、マーケティング部による搬入の様子。

弊社開発の搬送用自律移動ロボットMighty-D4とともに搬入を行い、重い荷物を代わりに運んでもらっている様子。段差の乗り越えや、狭い通路の通り抜けにも対応できる。

設営時には、製造部のスタッフから「ここに荷物を置けるスペースを設けたほうがいいのではないか」とアイディアが出されたり、肩ひじ張らない雰囲気を演出すべくお菓子を並べる技術・開発部のスタッフの姿もありました。


受付では、来場者限定でPiezo Sonicシールとメーカーチップを配布。メーカーチップは、弊社内の3Dプリンターで製造部が製作。
受付では、来場者限定でPiezo Sonicシールとメーカーチップを配布。メーカーチップは、弊社内の3Dプリンターで製造部が製作。

こうしたイベントを実施すると、普段の業務では関わりの少ないスタッフ同士が積極的に関わる場面が生まれます。さらに、お互いの業務を知り、業務理解を広げる機会も創出。普段ものづくりに専念する製造部や技術・開発部は、製品が届けられる場や実際に使用される場に立ち会うことができ、マーケティング部や事業推進部といったエンジニアリングに携わらない部署のスタッフは、技術者との交流を得られたり、生の技術話に触れることができます。このように自身の普段の業務を超えて携わる経験こそが、Piezo Sonicが掲げる、立場の異なる者同士が結束して新たな技術を生み出す「共創力」の実現につながると考えています。





次回の開催も企画中!今後も技術者が集う場を創出


盛況のうちに幕を閉じた本イベントには、ポジティブな感想が多く寄せられました。


  • 5分間でのプレゼンが気軽に聞けて良かった。深い技術話に触れることができた。

  • エンジニアだけで企画したら集まらない方々と出会えた。ハード・ソフト、それぞれの分野の方がいて、バランスが取れたイベントだった。

  • 全登壇者の登壇内容にこだわりを感じた。

  • 超音波モータに触れることができてよかった。

  • AIが予想以上に使われていて、トレンドを感じた。

  • 実物展示や、その製作者と話すことができてよかった。

  • 登壇者全員の着眼点が面白かったので、全員でひとつのものづくりを芸術的にできたらいいと思った。

  • さまざまな業界の方の視点で、モーターについて考えていることが分かってよかった。新たな仲間を生むきっかけづくりをお願いします。


締めのあいさつとして、弊社代表取締役の多田は、「技術者のつながりを得られる場をつくりだせたらと思って企画しました。実際にLTで『この課題について助けてください!』と言えるような場が生まれていて、会の目的を果たすことができたのではないかと感じています。今後も同様のイベントを開催して、弊社独自のコミュニティを育てていけたらと考えていますので、またのご参加をお待ちしています」と語りました。



参加者の皆さまにとって、何かひとつでも新たなアイディアや気づき、つながりを得られている場となっていたら幸いです。


弊社では、年内に同イベントの次回の開催を予定しています。今後も技術者の方が集う場をつくっていけたらと考えていますので、ぜひ積極的なご意見やアイディアをお寄せください。次回開催時も、皆さまのたくさんのご参加をお待ちしています。




Piezo Sonicモーターとは


自社で超音波モータの開発・製造・販売を行う当社。ピエゾソニックモータは「超音波モータの寿命の短さ」を大幅に改善した、長寿命超音波モータです。同サイズのDCモーターと比較し、約10倍の力を発揮できることに加え、回転原理に摩擦を利用しているため、待機電力ゼロで最大トルクを保持することができ、ロボットや位置決め装置に最適。同モータの活用と、月面探査ロボット技術を応用したMightyシリーズは、屋内外、不整地の高い走破能力を誇ります。


ピエゾソニックモータの詳細はこちら:https://www.piezo-sonic.com/products-ultrasonicmotors

搬送用自律移動ロボット「Mighty-D4」の詳細はこちら:https://www.piezo-sonic.co.jp/mighty-d4

採用情報はこちら:https://en-gage.net/piezo-sonic_recruit/


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