JAXAと共同で超音波モータの開発を進めるにあたり、MRIなどの磁場環境や原子力発電所など放射線を浴びる環境でも正常に作動する上、軽くて力も強く、何より電気を切っても姿勢を維持できる超音波モータに、私は魅了されました。
この超音波モータの開発には回転型超音波モータの発明者である指田年生氏に協力をいただくことができ、熱・真空環境試験や放射線耐久試験、ロケットの打ち上げ振動を想定した振動試験などを経て、宇宙環境で利用可能な超音波モータの試作を進めました。
その後、より良い超音波モータを製品化したいという想いと、指田氏からのお誘いがあったことを機会に指田氏の会社に就職し、超音波モータの開発に携わってきました。